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アロマテラピーを日常に安全に取り入れていくために
2021年2月
”金曜コラム”のテーマは
”アロマテラピー”です。
”香り”は好きですか?
”アロマテラピー”は好きですか?
と聞いてみると
”好き”と答える女性が
とても多いんです。
なんとなくですが
それって、
”本能”からの声?
なんて感じたりもして
私はやっぱりうれしくなります。
でも
○アロテラピーって何?
○どうやって使うの?
○どんな効果&魅力があるの?
なんて話になると
急にもごもごしてしまいませんか?
今回は3回シリーズで
アロマテラピーの魅力を知りたい
&取り入れていきたい
と思っている方に向けて
私の体験&経験が少しでも
お役に立てたらうれしいなぁと
そんな気持ちで書いています。
お休み前の”ちょっといい話”
金曜コラムをお届けします。
”アロマテラピー”
アロマテラピーを日常に楽しみながら
取り入れていきたい方へ
前回からの続き記事になります。
前回まではこちら
↓ ↓
①アロマテラピーを学ぶ前に知っておくといいこと ②アロマテラピーを日常に取りれて行きたい人へ―① |
===============
(ちょっぴり、復習)
『アロマテラピー』って、何ですか?
アロマテラピーとは、アロマ(Aroma/芳香)とテラピー(Therapy/療法)を合わせた造語=Aromatherapy『芳香療法』です。植物の有効成分を凝縮した『精油』を使って心や体のトラブルを癒し、健康や美容に役立てていく自然療法です。 |
『精油』の正体って、何ですか?
精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花、葉、果皮、果実、心材、根、種子、樹皮、樹脂などから抽出した天然の素材で、有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質である。各植物によって特有の香りと機能を持ち、アロマテラピーの基本となるものである。(AEAJ による精油の定義(HPより) |
アロマテラピーを日常に取り入れていく際、何を知っていたらいいの?②
さて、前回は
初心者さんでも
日常にアロマテラピーを
安心&安全に取り入れていくための
ポイントをお伝えしました。
アロマテラピーを楽しむ上で
ハードルを上げたくはないですが
やっぱり
精油の禁忌事項については
”アロマテラピーを心から楽しむ”上でも
大切なことなので前回の記事も是非チェックしてください。
〇精油の選び方 〇精油の扱い方&保存方法 〇精油(香り)と体のメカニズム |
前回は上記について、お伝えしてきましたが
今回は
↓ ↓
〇精油の3つの特徴
〇精油の製造方法
〇精油の香りの分類
〇日常に取り入れやすい精油の楽しみ方
をお伝えしていきます。
精油の3つの特徴
①芳香性があること・・・強い香りがする ②揮発性があること・・・空気中に放置しておくと蒸発していく ③親油性&脂溶性があること・・・水に溶けにくく、油に溶けやすい |
精油の特徴を知っておくと、
NG行動も防ぎやすい!!
例えば
①香りが強いということは?
➡自分は好きな香りでも、同じ空間をともにする人達(家族など)は好きではない場合もある。
香りの濃度&使い方を気をつけようと思えますよね。
②揮発性があるということは?
➡精油の蓋をうっかり閉め忘れてしまったーーー!!という時、精油は蒸発して量が一気に減っているなんてことになってしまうんです。大切な精油はキャップの閉め忘れも注意して下さいね。
③親油性&脂溶性があるということは?
➡精油が水には溶けないということ。アロマバスなどで精油(原液)をいれたまま(しっかりかき混ぜておかないと)、原液が皮膚に直接触れてしまうことになります。キャリアオイルに稀釈して使うorオイル浮きが気になる人は、天然塩(大匙1-3)に精油を落してバスソルトにしてから使うとより安全です。
精油の製造方法
①水蒸気蒸留法・・・水蒸気で原料の植物を蒸して芳香成分を抽出する方法 ②圧搾法・・・柑橘類などの果実の皮を絞って抽出する方法 ③溶剤抽出法・・・植物の芳香成分を直接溶かして出して抽出する方法 |
精油の製造方法は、原料になる植物の成分の特徴によって
大きく3種類(①水蒸気蒸留法②圧搾法③溶剤抽出法)あります。
一般的によく知られているのは、”水蒸気蒸留法”
➡精油の原料になる植物を蒸留釜に入れ、蒸気を吹き込み
蒸気の熱によって精油を気化させます。
水蒸気の中には精油を含んだ芳香成分が含まれており、
その水蒸気を冷却させ、液体に戻します。
この液体は2層に分離されて、①上部:芳香成分②下部:水
➡この上部の芳香成分を精油として抽出し、
下部の水はフローラルウォーター(芳香蒸留水)と呼ばれています。
➡フローラルウォーターで有名なローズウォーターやラベンダーウォーターは
コスメ(化粧水)などにも幅広く利用されています。
精油の香りの分類
精油を選ぶ時の第一歩は
↓ ↓
◎好きな香り”から選んでいきましょう。
精油の選び方は何を基準にするか?
によっても変わってきますが、
一般的には
↓ ↓
①香りから選ぶ ②精油の作用から選ぶ
精油には心と体(お肌)に対して
様々な作用があります。
参考情報としてこちらのリンクも
ご紹介いたします。
↓ ↓
◎アロマオイル(精油)の効果一覧(←クリック) |
精油の作用から選ぶこと以上に
自分の”好きな香り”というところを大切に
してほしいなぁと私自身は思っています。
なぜか?というと
14年前になりますが…
スキンケアスタジオ(エステサロン)勤務時代
アロマ講師として
東京・名古屋・大阪で
スキンケアアドバイザーの社員さんに向けて
(記憶が薄くなっていますが80-90名)
アロマテラピー基礎講座を開催させて頂いたのですが
その時、少し実験もさせて頂きました。
私が持参した精油(10-12本)の中から、
自分の好きな香りのNo1~3までを先に選んで頂き
精油の効能一覧表と照らし合わせてチェックして頂きました。
その時、80-90%の皆様が
自分が選んだ香りと自分の身体(お肌)or心の悩みに
フィットしているーーー!!と驚いていたんです。
◎今の自分に必要な香り(精油)は自分の好きの中にも
しっかり含まれていることが多いのです。
それを証拠に…
◎自分の好きな香り(精油)は毎回同じでもないんです。
女性は特に生理前or後で変わる方も多いです。
これが、
アロマテラピーのおもしろいところでもあると
私は感じていますが
精油を選ぶ際、
”何を買ったらいいのか?”
とわからなくなってしまう要因でもあると感じています。
最初に精油瓶を購入する際
まずは3-5ml(少量瓶)から選ぶこともおすすめです。
(開封後の消費期限もあるものだということを、ちょっぴり思い出して頂きながら…)
さて今回は
好きな香りをみつけやすくなると
いいなぁという視点から
”香りで選ぶ”に注目して
”7タイプ”の香りの分類をご紹介します。
精油200-300種類あると言われていますが
今回は初心さんでも比較的使いやすいという目線から
選んでいます。
①かんきつ系・・・気分を明るく前向きにリフレッシュさせてくれる作用があり、
初心者さんでも好き嫌いが比較的少ない&使いやすい精油です(光毒性のある精油には少し注意して下さい)。
※光毒性とは・・・肌についた状態で紫外線に当たると、皮膚にダメージを与える作用があります(ベルガモット、レモン、グレープフルーツなど)
〇スィートオレンジ 〇グレープフルーツ 〇ベルガモット 〇マンダリン 〇レモン 〇ライム 〇メリッサ 〇レモングラス (※メリッサ&レモングラスは果物ではありませんが柑橘系の香りに似ています) |
②フローラル系・・・甘く華やかで女性らしいフェミニンな香り、長持ちする香りも多く、
多忙な女性(オス化しやすい?)にもおすすめです(女性特有の悩みにフィットする香りも多いです)
〇カモミール・ローマン 〇ジャスミン・アブソリュート 〇ゼラニウム 〇ネロリ 〇ラベンダー 〇ローズ・アブソリュート 〇ローズ・オットー |
③ハーブ系・・・ハーブや薬草をイメージさせる清涼感のあるスッキリした香りが多いです。
集中力UPさせる香り、呼吸器系に作用するものが多いとも言われています。
〇クラリセージ 〇スィートマジョラム 〇フェンネル 〇ペパーミント 〇ローズマリー |
④樹木系・・・森林浴をイメージするようなさわやかな香り、ストレス解消したい時、リラックスしたい時
浄化させたい時、安らぎの香りが多いです。
〇サイプレス 〇シダーウッド 〇ジュニパーベリー 〇ティートリー 〇ニアウリ 〇パイン |
⑤樹脂系・・・木の樹脂を原料にした独特な重厚の香り、まわりの雑音が気になり過ぎる時、
心の乱れを感じる時にも静かな深い香りが心地よくおすすめです。日常から離れたい時&浄化にもおすすめ。
〇フランキンセンス(乳香) 〇ベンゾイン(安息香) 〇ミルラ(没薬) |
⑥エキゾチック系・・・異国を感じさせる個性的な香り、香りに特徴が強く単体よりブレンディングして
使用したほうがおすすめな精油が多いです。自分にベクトルを向けたい(自分に集中したい)時にもおすすめ。
〇イランイラン 〇サンダルウッド 〇パチュリ 〇ベチバー |
⑦スパイス系・・・料理でも使用される香辛料が原料のスパイシーな香り、
体も心も温める作用のある香りが多く、気力UP&代謝UPさせたい時にもおすすめ。
※刺激が強いものも多いので使用時には注意しましょう。
〇ジンジャー 〇ブラックペッパー |
自分の好きな香りを見つける一歩につながると
うれしいです。香りの感じ方も人それぞれです。
正解探しも必要ありません。
自分の思い(直観)を大切に育てて下さい。
日常に取り入れやすい精油の楽しみ方
一般的なアロマテラピーの活用法には
芳香浴、アロマバス、吸入法、湿布法、
アロマトリートメント(マッサージ)などがあります。
今回は日常に初心者さんでも取り入れやすい方法を
ご紹介させて頂きます。
◎香りを楽しむ&積極的に嗅いでみる(芳香浴&吸入)
先日、【IMSI】「嗅ぐこと」によるアロマセラピーの脳への作用
オンライン講座を受講させて頂きました。
改めて、アロマテラピーの原点
初心も大切に”嗅ぐ”ということを
積極的に日常に取り入れていこうと
2週間経ちますが私自身も実行しました。
これがまたいい感じなんです。
(自分のためのオリジナルブレンドオイル)
2週間積極的に
➡〇シンプルに香りを楽しみたい時
➡〇リセットしたい時(ONとOFF)
➡〇自分のノート&手帳時間の時
〇時間がない時は、精油瓶を開けてキャップを嗅いだりもしますが
〇マグカップにお湯を入れて、好きな精油を1-2滴たらして
ゆっくり目を閉じて深呼吸。その後にモーニングノートや手帳などを開いて
書き始めるといつもより考えがまとまりやすかったり、
自分の思いを感じやすかったりします。
五感の中で”嗅覚”は
”本能にダイレクトに伝わる”感覚
と言われてます。
香りの前では自分(本能・本心)に
嘘をつけないんです。
だから、
「本当は私、どう思っている?」
の気持ちにも気付きやすいのです。
〇ティッシュやコットンなどに好きな精油を1-2滴垂らして
お守りのように持ち歩いてみるのもおすすめです。
ディフューザーやオイルウォーマーを
使うことも素晴らしいですが
ないからできないというわけではない。
自分の身近にあるものでも
香り(芳香浴)を楽しめる方法はあります。
自分のライフスタイルに合わせて
アロマテラピーも楽しんでいけますように。
=============
長文になってしまいましたが
今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
初心者さんに向けての
アロマテラピーについては3回にわたり
お伝えしてきましたが
また”おまけの回”などでも
お届けしたいと思います。
お楽しみに…
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